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NEWSおしらせ

2023/09/21
10月書籍等発売情報
10月発売予定の書籍などの情報となります。

10月11日発売予定 創学研究Ⅱ  税込1980円  第三文明社  予約受付開始
10月14日発売予定 文化手帖各種、Usio ダイアリー
         白ゆり家計簿2024       潮出版社   予約受付開始
10月19日発売予定 随筆 人間凱歌の光彩  税込1800円 聖教新聞社 予約受付開始

TOPICSトピックス

  • 3択! 広布史クイズ-9月編-

    会合のミニコーナーで使える\3択!/広布史クイズが今月から登場しました! ぜひ、ご活用下さい♬ 印刷はコチラからできます。※印刷範囲を用紙にを合わせて印刷ください。 第一問 1957年9月8日『原水爆禁止宣言』はどこで開催されたでしょう? ① 千代田・日本武道館 ② 横浜・三ッ沢競技場 ③ 両国・日大講堂 正解は… ② 横浜・三ッ沢競技場 ―正解の解説― 1957年9月8日、横浜・三ッ沢競技場に5万人の青年が集って開催された「東日本体育大会」の席上、第二代会長戸田先生は、歴史的な『原水爆禁止宣言』を発表しました。 第二問 1979年『原水爆禁止宣言』を発表した横浜の地に、平和思想をとどめるため、何が設立されたでしょう? ① 創価学会戸田平和記念館 ② 創価学会神奈川文化会館 ③ 創価学会神奈川平和会館 正解は… ① 創価学会戸田平和記念館 ―正解の解説― 1979年(昭和54年)、『原水爆禁止宣言』を発表した横浜の地に、その平和思想をとどめるため、「創価学会戸田平和記念館」が設立されました。 第三問 『原水爆禁止宣言』の中で、核兵器の存在自体を「〇〇」と断じられました。 〇に入る言葉はなんでしょう? ① 反対する ② 許してはならない ③ 絶対悪 正解は… ③ 絶対悪 ―正解の解説― 『原水爆禁止宣言』は仏法の絶対平和主義に基づき、民衆の生存の権利を守るという立場から、核兵器の存在自体を「絶対悪」と断じ、その完全否定を宣言したものでした。 今後も毎月掲載していきますのでどうぞお楽しみに♪ その他、ご質問やご意見などありましたら、お問い合わせフォームまたは、公式LINEのチャットまでお願い致します!

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  • 青年・凱歌の年 広布史と関連するおすすめ書籍をご紹介 ~9月編~

    9月の広布史と関連するおすすめ書籍をご紹介します! 目次 9・1「牙城会の日」 9・8「原水爆禁止宣言の日」 9・12「教学部の日」 9・15「ドクター部の日」 9・23「少年少女部結成記念日」 ① 9・1「牙城会の日」 1963年(昭和38年)に広宣流布の中心牙城である学会本部が落成した意義を込めて、1976年(昭和51年)9月1日の日に、「牙城会の日」が制定されました。 池田先生は、牙城会の使命に触れ、随筆で綴っています。 「“私が断じて守る!”“断じて、悪を寄せつけない!”。この強き一念こそ、牧口先生、戸田先生、そして私と、三代の師弟に流れる『厳護の魂』である」と。 ★おすすめ書籍 『新・人間革命』第24巻「厳護」 ② 9・8「原水爆禁止宣言の日」 1957年(昭和32年)9月8日、戸田城聖第2代会長は、横浜・三ツ沢陸上競技場の第4回東日本体育大会で、青年部への「第一の遺訓」として「原水爆禁止宣言」を発表しました。この発表が創価学会の平和運動の原点となりました。 恩師の“平和への叫び”を深く胸に刻み、今日にいたるまで平和へのたゆみなき行動を続けてきたのが池田先生です。 11年後1968年(昭和43年)の9月8日、池田先生は、中国との国交回復を訴える「日中国交正常化提言」を発表。 さらに6年後1974年(昭和49年)の同日、ソ連(当時)へ初訪問し、最高首脳らと率直に語り合い、平和への“人間外交”を繰り広げたのです。 そして、2018年(平成30年)9月8日、「創価の精神の正史」を綴られた小説『新・人間革命』の聖教新聞連載が完結しました。 戸田先生と池田先生によって 刻まれた平和原点の日「9・8」―――。この日は、師の平和思想を、弟子が受け継ぎ、平和へのたゆまぬ行動を貫く誓いの日なのです。 ★おすすめ書籍 ワイド文庫『人間革命』第12巻「宣言」 『新・人間革命』第7巻「文化の華」「操舵」 ③ 9・12「教学部の日」 1271年(文永8年)9月12日、日蓮大聖人が「竜の口の法難」に遭われ、発迹顕本を遂げられたことに由来しています。1976年(昭和51年)に制定されました。 ★おすすめ書籍 御書・教学関連書籍 ④ 9・15「ドクター部の日」 1975年(昭和50年)9月15日に行われた総会に、初めて池田先生が出席したことが淵源となっています。 第3回ドクター部総会を機にして、「慈悲の名医」を目指し活躍を誓い合いました。 ★おすすめ書籍 『新・人間革命』第22巻「命宝」 ⑤ 9・23「少年少女部結成記念日」 池田先生は、2022年(令和4年)の少年少女きぼう新聞9月号に「世界の平和と人類の未来を託す思いで、私がつくりました」と綴られました。 1964年(昭和39年)6月には高等部が、翌65年(同40年)1月には中等部がそれぞれ発足。活動が軌道に乗るにつれ、“小学生にも、毎月楽しく集まって勤行や勉強を頑張っていける組織を作ってほしい”との声が高まっていきました。 そして、1965年(昭和40年)池田先生の提案で「少年部」(当時)が結成されました。 ★おすすめ書籍 『新・人間革命』第9巻「鳳雛」 希望の大空へ わが愛する王子王女に贈る 希望の虹ー世界の偉人を語る 今月は、9月の広布史を学びました。 下半期も、師弟の淵源そして偉大な広布史を、共に学び深め合いながら元気に進んでいきましょう! また来月もお楽しみに。 出典・引用・参考:聖教新聞/SOKAnet その他、ご質問やご意見などありましたら、お問い合わせフォームまたは、公式LINEのチャットまでお願い致します!

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  • 8月度座談会の拝読御書

    8月度座談会の拝読御書をまとめました。 研鑽に、励ましにぜひお役立てください。 目次 御文 通解 拝読のポイント 図解 まとめ 大白蓮華8月号のご購入はコチラから 大白蓮華2023年8月号 ¥250 (税込) 1. 御文 苦をば苦とさとり、楽をば楽とひらき、苦楽ともに思い合わせて南妙法蓮華経とうちとなえいさせ給え。 これあに自受法楽にあらずや。 いよいよ強盛の信力をいたし給え。 2. 通解 苦を苦と覚り、楽を楽と開き、苦も楽もともに思い合わせて南無妙法蓮華経と唱え抜いていきなさい。 これこそ自受法楽ではないか。ますます強盛な信力を尽くしていきなさい。 3. 拝読のポイント ★常に題目根本に歓喜の前進を 苦難に直面した時に「挑戦の心」で唱題にはげんでいく。 また、楽しい時、嬉しい時に「感謝の心」で題目を唱えていく。 ★揺るがぬ境涯を築くときは今 どんなに苦しくとも、ひたぶるに御本尊に祈り抜けば、そこから必ず活路は開かれます。 わが人生を決するのは自分自身です。 自らが勝利劇の主人公なのです。 4. 図解 自受法楽 衆生所遊楽 ってどういうこと? 「欲楽」 富や名声などを得ても一時的なものでいつしか消えてしまうものです。 「法楽」 生命の中から沸き出でる、永遠に崩れることのない真の喜びの境涯です。 なにものにも壊されない、尽きることのない境涯こそ、絶対的幸福そのものなのです。 5. まとめ 祈りとは、負けじ魂です。祈りとは、無限の希望です。祈りとは、絶対の安心です。 祈りとは、不屈の前進です。 祈れることが最大の幸福であり、人間としての最高の尊厳なのです。生きていること自体が、楽しくて楽しくてしょうがないという境涯になることが最高の功徳だと言われています。 その他、ご質問やご意見などありましたら、お問い合わせフォームまたは、公式LINEのチャットまでお願い致します!

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  • 青年・凱歌の年 広布史と関連するおすすめ書籍をご紹介 ~8月編~

    8月の広布史と関連するおすすめ書籍をご紹介します! 目次 8・1「『正義の走者』発表」 8・6「小説『新・人間革命』執筆開始」 8・12「教育原点の日」 8・24「池田先生入信記念日」・「壮年部の日」 8・31「学生部の日」・「『今日も元気で』発表」 ① 8・1「『正義の走者』発表」 1978年(昭和53年)8月1日付の聖教新聞に、池田大作先生作詞の新高等部歌『正義の走者』が発表されました。 池田先生は歌とともに、「私は、愛する後継の皆みなさんが、一人も残らず、正義と勝利の人生を生き抜いてくれることを信じ、祈って、『正義の走者』を贈りました」「『正義の走者』は私の遺言であります」との言葉を贈りました。本年は、発表より45周年を迎えます。 そして、2010年(平成22年)に加筆され、未来部歌として歌い継がれています。 ★おすすめ書籍 『新・人間革命』第28巻「広宣譜」 ② 8・6「小説『新・人間革命』執筆開始」 1993年(平成5年)8月6日、小説『人間革命』の完結からわずか半年後、池田先生は長野研修道場で小説『新・人間革命』の執筆を開始されました。 起稿から25周年の2018年8月6日、同じく長野研修道場で、先生は最後の章を脱稿。全30巻で完結し、聖教新聞の連載回数は『人間革命』『新・人間革命』を合わせ、通算7978回となり、日本の新聞小説史上、最多のとなりました。 ★おすすめ書籍 単行本『新・人間革命』/ワイド文庫『新・人間革命』 世界広布の大道 データで学ぶ人間革命 ③ 8・12「教育原点の日」 1975年(昭和50年)8月12日、池田先生は教育部(当時)の夏季講習会に出席。この日が「教育原点の日」の淵源となっています。 講習会で先生は、「教育には言葉による表現から、その奥にある精神の心音(しんおん)を、よく聞いていくこと」が求められるとし、情熱を燃やし、未来への豊かな水脈を開いてほしいと訴えたられました。 ★おすすめ書籍 『新・人間革命』第7巻「文化の華」 『新・人間革命』第24巻「人間教育」 池田名誉会長の指針 わが教育者に贈る ④ 8・24「池田先生入信記念日」・「壮年部の日」 1947(昭和22)年8月14日、この日の午後8時ごろ、当時19歳だった池田先生は、小学校時代の同級生に誘われて、東京の蒲田で開かれた学会の座談会にはじめて出席しました。 終了後、人生に対する確かな答えを渇望(かつぼう)していた池田先生は、戸田先生に「正しい人生とはなにか?」などいくつか質問をします。青年の質問の一つ一つに、真剣に、明快に答える戸田先生の確信に満ちた言葉に心を打たれました。 戸田先生との初めての出会いから10日後の1947年(昭和22年)8月24日、池田先生は、創価学会に入会。当時を振り返り、「この時、私は深遠(しんえん)な仏法の哲理を、十分に納得できたわけではない。家族も大反対であった。ただ私は、表層の次元を超克(ちょうこく)して、戸田城聖という人格に魅了されてならなかったのである」とつづっています。 ★おすすめ書籍 ワイド文庫『人間革命』第2巻「地涌」 師子のストーリー 池田先生の歩み 新会員の友のために 1966年(昭和41年)、池田先生の入信記念日に壮年部の日と定められました。 一家の柱、社会の柱として活躍する壮年部の友に、池田先生は「壮年部は広布の黄金柱である」との大きな期待を寄せられています。 ★おすすめ書籍・グッズ 黄金柱の誉れ 創価学会壮年部 指導集 黄金柱商品 ⑤ 8・31「学生部の日」・「『今日も元気で』発表」 「将来、君たちが私の成したことを土台にして、何十倍も、何百倍も展開し、広宣流布の大道を開いていってほしい。私は、そのための踏み台です。目的は、人類の幸福であり、世界の平和にある」―――。(『新・人間革命』第6巻「若鷲」) 「学生部の日」は、1962年(昭和37年)8月31日、池田大作先生が当時の学生部の代表に「御義口伝」講義を開始されたことが淵源となっています。 昨年「御義口伝」講義を開始して60周年の意義ある佳節に当たって、池田先生による「御義口伝」の要文講義が、「大白蓮華」2022年11月号から開始されています。 ★おすすめ書籍 『新・人間革命』第6巻「若鷲」 大白蓮華(御義口伝講義掲載) ※掲載商品以外のバックナンバーの取り扱いはございません。 1968年(昭和43年)8月31日、旧日大講堂で開催された婦人部の新出発を記念する幹部会の席上、婦人部愛唱歌として『今日も元気で』が発表されました。本年は、発表から55周年を迎えます。 軽快で情熱的なメロディーに、広宣流布にかける婦人部の真剣な思いと、人生の師匠とともに前進する喜びが表現されたリズミカルで躍動感あふれる歌は、いまやアメリカでは「フォーエバー・センセイ」として、フランスでは「アペタ・ド・センセイ」として歌われています。 ★おすすめ書籍・グッズ 婦人部指導集 希望の花束3 「今日も元気」でグッズ 今月は、8月の広布史を学びました。 師弟原点の月・8月も青年・未来部を先頭に朗らかに前進していきましょう! また来月もお楽しみに。 出典・引用・参考:聖教新聞/SOKAnet その他、ご質問やご意見などありましたら、お問い合わせフォームまたは、公式LINEのチャットまでお願い致します!

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  • 『完本 若き日の読書』ベストセレクション

    池田先生の新刊『完本 若き日の読書』の中でご紹介されている名作を、当オンラインショップでレビュー、購入できるキャンペーンを、おかげさまで約半年つづけることができました。 今回は、これまで紹介した15作品の中で、最も好評だった3作品を、改めてレビューします! 目次 ベストセレクション①『代表的日本人』 ベストセレクション②『モンテ・クリスト伯』 ベストセレクション③『三国志』 まとめ 1, ベストセレクション①『代表的日本人』 『代表的日本人』は日清戦争の頃、内村鑑三が、列強欧米に対して日本人も歴史があり、教養があり、すでに日本は先進国なのだと示すために英語で書かれたもの。新渡戸稲造『武士道』、岡倉天心『茶の本』とともに明治期に日本人が英語で日本文化を紹介した3大名著と言われている。 内村鑑三が挙げた、西郷隆盛、上杉鷹山、二宮尊徳、藤江藤樹、日蓮上人の5名に共通するのは、他者を思いやること、私利私欲がないこと、いわゆる当時の武士道精神を持った人物と思われる。 西郷隆盛は、言わずと知れた明治維新のリーダー的存在で、江戸城無血開城も有名。 京セラ創業者の稲盛和夫氏が、西郷が好んで使った「敬天愛人」を社是として掲げている。 上杉鷹山は、米沢藩の建て直しに尽力した。単なるコストカットだけではなく、実力本位での組織改正、人心の掌握に加えて、次代の産業振興やインフラ整備も行った。 「成せばなる 成さねばならぬ 何事も 成らぬは人の 成さぬ成けり」という言葉の通り、事物をなすにあたり、創意工夫をもって実現する力を持っていた。 アメリカのJ・Fケネディ元大統領が上杉をリスペクトしていたことも有名。 二宮尊徳は、農村改革に力を発揮したが、細かいところから確実に改革を行った。倹約を規とし、率先垂範してことにあたった。「道徳を忘れた経済は、 罪悪である。経済を忘れた道徳は、 寝言である」や「誠実にして、はじめて禍を福に変えることができる。術策は役に立たない」という、誠実さを何より優先して統制を取っていたことがうかがえる。 中江藤樹は、近江の聖人と呼ばれ、「積善」を旨として敬意を集め、彼を中心としたコミュニティを築いた。「人生の目的は利得ではない。正直である、正義である」という、人生において何を優先するべきなのかを考えさせる。 そして、最後に日蓮大聖人を挙げたのは何故か? 内村鑑三といえば、たしかに明治のキリスト者である。その当人が、日本民族にあっての理想的宗教家として「日蓮上人」の名を挙げているのは、何故であろうか。 ―完本若き日の読書P.84より 内村は、西欧のキリスト教会勢力を激しく批判し、むしろ日本の誇るべき宗教改革者として、日蓮大聖人に学ぶところが多くあるという。 ―完本若き日の読書P.87より 彼は熱烈な愛国者でもあったが、同時に「自由と独立」のために闘う外国人をも「同胞」あるいは「兄弟」と呼んで、決して排外的なナショナリストにはならなかった。 その意味で彼の日蓮観は、国家権力からの自由と独立の側面に意義を見いだそうとする。伊豆と佐渡への両度の流罪、そして「竜の口の法難」についても「日本宗教史上、最も有名な出来事」として、とくに詳細なる描写を加えていく。さらには、西洋における宗教改革者マルティン・ルターと対照させ、権力の迫害にも屈しない実践行を、高く評価しているのだ。 ―完本若き日の読書P.88より 一説には、西洋におけるルターの宗教改革が、すでに日本でも日蓮大聖人によって行われていたことを紹介し、日本が欧米列強にも引けを取らないことを世界に知らしめるためと言われている。興味のある方は佐藤優著「宗教改革者 日蓮とルター」角川新書(2020年刊)を一読することをおススメします。 【書籍情報】 著者   | 内村鑑三(訳:鈴木範久) 出版社  | 岩波書店 版型   | 文庫 ページ数 | 208ページ 『代表的日本人』 ¥792 (税込) 2, ベストセレクション②『モンテ・クリスト伯』 革命と王政復古に揺れる十九世紀のフランスが舞台。皇帝ナポレオンが失脚し、エルバ島へ追放されていた頃の物語。マルセイユの船乗りである青年ダンテスは、仕事もプライベートも大いに充実し、まさに幸せの絶頂にあった。しかし、彼への嫉妬や政略によって、無実の罪を着せられて、一度入ったら二度と出ることのできないシャトー・ディフに投獄される。愛する女性との結婚も、船長になるはずの未来もすべて閉ざされてしまい絶望の日々を送るダンテスだが、囚人の神父と出会い、その知識と教養、さらにモンテ・クリスト島にある莫大な財宝を受け継ぐ。14年後、奇跡的に脱獄を果たしたダンテスは、パリを主な舞台にして、自分を陥れた4人それぞれに対して、復讐を成し遂げていく。 内容は復讐物語であるが、血なまぐさい陰湿さは、この本にはない。不動の意志と信念を体して、計画どおり目的を果たす。ロマンに溢れ、詩情豊かな海の香り、エキゾチックな雰囲気も、ゆったりと全篇に流れている。軽妙な展開、そして時にはスーパーマンのように痛快な主人公の活躍は、思わず読者の血を沸きたたせずにはおかない。 ―完本若き日の読書P.166より 「なぜ、あのような方法で復讐をするのかというと、キリストの神に力がないので、人間が神に代わって裁くのだという思想が、この本の全体を貫いていると思う。 このようなデュマの考え方に、私は反対である。人間が神に代わって罰するという考えは間違っている。法罰でいかなければならない。法に力があるときには、人間が人間を罰する必要はないからである」 ―完本若き日の読書P.173より してもらったことは、忘れず恩を返していく。逆にやられたことはやり返していく。 復讐の方法はよくよく考えなければならないが、自分はこの生き方に共感できる。 あと、「モンテ・クリスト伯」は復讐劇としてだけではなく、当時のフランスの歴史や風俗、オペラハウス、パリの社交界の風景など綿密に描かれているので、歴史小説としても楽しめる。 私たちは「モンテ・クリスト伯」を読むにあたり、この小説の背後につねに見え隠れするナポレオンの存在にも注意を払った。また、フランスにとっては未曾有の動乱期にあたる十九世紀初頭の歴史を、絶えず念頭におきつつ読んでいったのである。既成の権威が崩壊し、キリスト教の力も弱まりつつあった時代—人心の動揺する社会にデュマの「モンテ・クリスト伯」が喝采を博した背景も掘り下げられた。 ―完本若き日の読書P.175より ナポレオンを深掘りしたい方には、ナポレオンの生涯とその人間像を描いた「ナポレオン」鶴見祐輔著、潮出版社をおススメします。 同時代を舞台にした「レ・ミゼラブル」ヴィクトル・ユゴー著(永山篤一訳)、角川文庫 。たった一切れのパンを盗んだ為に投獄されたジャン=バルジャンの波乱に満ちた生涯を描いた大河小説も、是非合わせて読むことをおススメします。 また、「モンテ・クリスト伯」が新聞で連載され、フランス国民から喝采を浴びた背景に興味のある方には、デュマの生涯を描いた佐藤賢一著「褐色の文豪」文春文庫(2012年刊)をおススメします。 【書籍情報】 著者   | アレクサンドル・デュマ(訳:山内義雄) 出版社  | 岩波書店 版型   | 文庫 ページ数 | 353ページ(1巻)、356ページ(2巻)、335ページ(3巻)、333ページ(4巻)、353ページ(5巻)、361ページ(6巻)、366ページ(7巻) 『モンテ・クリスト伯 全7巻セット』 ¥8,019 (税込) 3, ベストセレクション③『三国志』 余りにも有名な歴史小説。小学生の頃、お年玉を貯めて横山光輝の漫画全60巻を揃えた。そして中学生でコーエーのゲームにハマった。大人になってからも、北方謙三版、宮城谷昌光版、陳舜臣版などの小説を貪るように読み、「蒼天航路」「覇-LORD-」などの漫画を楽しんだ。 作品の数だけ三国志の世界観・人物観がある。自分も様々な三国志を楽しんできたが、やはり王道は吉川英治版なのだろうと思う。 今回紹介する吉川三国志は、2008年「レッドクリフ」の公開にあわせて刊行された講談社の文庫全5巻。 舞台は中国、西暦184年前後から約百年にわたる物語。滑らかな文章、飽きさせない展開の速さ、多様な登場人物、豊富な語彙、どれをとっても超一級品。 前半は、若き日の曹操に触れつつ、劉備、関羽、張飛の義兄弟の活躍を中心に。 後半は、諸葛亮孔明が中心。超雲、馬超など若き日に最強といわれた武将たちが老いるとともに、気づけば国は人材難。支えるのは孔明ただ一人。星落秋風五丈原で涙。 三国志の時代の約400年前を描いた大人気漫画「キングダム」にハマっている方にもおすすめ。キングダムの登場人物の末裔が三国志に登場するかも? また、「キングダム」以前から「項羽と劉邦」、「漢の武帝」まで描かれた中国古代歴史書「史記」が、一気に読める「いっきに読める史記」島崎晋著、PHP文庫(2023年4月刊)も合わせて読むことをおススメします。 【書籍情報】 著者   | 吉川英治 出版社  | 講談社 版型   | 文庫 ページ数 | 727ページ(1巻)、717ページ(2巻)、711ページ(3巻)、739ページ(4巻)、783ページ(5巻) 『三国志 全5巻セット』 ¥5,830 (税込) 4, まとめ 今回ご紹介したベストセレクション3点は、どれも信濃町の博文堂書店で、100冊以上の販売実績があるベストセラーです。特に「モンテ・クリスト伯」は300冊を超える売れ行きです。 鍛えの夏。ともどもに良書に挑戦してまいりましょう! 「完本 若き日の読書」と合わせて読むと、より価値的に読書が深まると思います! ご質問やご意見などありましたら、お問い合わせフォームまたは、公式LINEのチャットまでお願い致します!

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  • 青年・凱歌の年 広布史と関連するおすすめ書籍をご紹介 ~7月編~

    7月の広布史と関連するおすすめ書籍をご紹介します! 目次 7・3「出獄・入獄の日」 7・11「男子部結成記念日」 7・12「東京大会」7・17「大阪大会」 7・19「女子部結成記念日」 7・22「鼓笛隊の日」 ① 7・3「出獄・入獄の日」 戸田先生の出獄の日 1945年(昭和20年)7月3日、軍部政府により不敬罪(ふけいざい)で、投獄されていた戸田城聖先生が出獄しました。 戦後の焼け野原にたたずみ、戦争の悲惨さを痛感すると共に、民衆の真の幸福を築くには、日蓮大聖人の仏法を流布していく以外にないと誓いを新たに。そして、学会再建へと奔走していきます。 池田先生の入獄の日 1957年(昭和32年)7月3日、参議院大阪地方区の補欠選挙で支援の責任者であった池田先生が、事実無根の選挙違反の容疑で大阪府警に不当逮捕されました。恩師亡き後1962年(昭和37年)1月25日に無罪判決を勝ち取り、学会の正義が満天下(まんてんか)に示されました。 のちに池田先生は、「出獄と入獄の日に師弟あり」と詠(よ)み、無罪の判決を見届けることなく生涯を終えた恩師を偲(しの)びました。 ★おすすめ書籍 ワイド文庫『人間革命』第1巻「黎明」・第11巻「大阪」 『新・人間革命』第5巻「獅子」 潮ワイド文庫 『民衆こそ王者に学ぶ』常勝関西の源流 ② 7・11「男子部結成記念日」 1951年(昭和26年)7月11日、東京・西神田の旧学会本部で戸田先生のもと百数十人が集い、男子部が結成されました。 指導に立たれた戸田先生は、「今日、ここに集まられた諸君のなかから、必ずや、次の創価学会会長が現れるであろう。必ず、このなかにおられることを、私は信ずるのです。その方に、心からお祝いを申し上げておきたいのであります」(『人間革命』第5巻「随喜」より)と、深々と頭を下げられました。 ★おすすめ書籍・グッズ ワイド文庫『人間革命』第5巻「随喜」 『新・人間革命』第5巻「勝利」 ③ 7・12「東京大会」7・17「大阪大会」 1957年(昭和32年)7月3日の池田室長(当時)の不当逮捕を受け、即時釈放を求める「東京大会」が同12日に緊急で行われました。 また、先生が出獄した同17日、天の怒りのような凄まじい雷鳴(らいめい)が響き渡る中、中之島の大阪市中央公会堂において、「大阪大会」が開催されました。 池田室長(当時)は裁判で真実を証明することを深く決意し、84回に及ぶ法廷闘争を戦い抜き、4年半後の1962(昭和37)年1月25日無罪判決が下されました。 ★おすすめ書籍 ワイド文庫『人間革命』第11巻「大阪」 潮ワイド文庫 『民衆こそ王者に学ぶ』常勝関西の源流 ④ 7・19「女子部結成記念日」 「学会の女子部員は、一人残らず幸福になるんですよ。」―――。 女子部は1951年(昭和26年)7月19日、旧学会本部で戸田先生のもと結成されました。女子部員たちを包み込むように励まし、幸福境涯を開くために「純粋な、強い信心に生き抜く」ことを訴えて、女子部の前途を祝福しました。 そして、2021年(令和3年)11月18日、70年の歴史を昇華(しょうか)して婦人部・女子部が一体となり、「女性部」として新出発しました。 ★おすすめ書籍 ワイド文庫『人間革命』第5巻「随喜」 『新・人間革命』第5巻「勝利」 華陽の誓い ⑤ 7・22「鼓笛隊の日」 1956年(昭和31年)7月22日、33人で鼓笛隊が結成。33名からの発足でした。 池田先生からいただいた「太陽のように明るく 月光の如く清らかな鼓笛隊たれ」との永遠の指針を胸に、鼓笛隊は妙音を響かせ聴く人に希望を送ります。 ★おすすめ書籍 『新・人間革命』第14巻「使命」 今月は、7月の広布史を学びました。 さぁ、「青年の月」7月!「師弟の月」7月! 誓いも新たに、前進また前進の歴史を拓いて参りましょう! また来月もお楽しみに。 出典・引用・参考:聖教新聞/SOKAnet その他、ご質問やご意見などありましたら、お問い合わせフォームまたは、公式LINEのチャットまでお願い致します!

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